時々はぼんやり考える

ライブの感想など

monobright × MONOBRIGHT × モノブライト 2007-2017

2007年、北海道から上京したその年にメジャーデビューしたモノブライトは、2017年12月に活動休止をした。活動歴の中でわたしがファンと名乗れたのは僅かここ3、4年ほどのことで、もっと思い入れのある人は沢山いるだろうけど、ここに精一杯モノブライトが好きな気持ちを記して残しておきたいと思います。10月に桃の口から休止の発表を聞いてから沈んだ気分のまま日々を過ごしてたけど、ライブの日が近づくとやっぱり楽しみな気持ちが膨れ上がってきた。単純にライブは見たい。モノブライトのライブは絶対楽しいと、今までの経験から染み付いていました。ラストツアーは名古屋(171206)と大阪(171211)へ行った。最速先行でとっても整番が3桁だったりしてチケットが売れてるんだなあと実感、でも過去のガラガラライブを思い出したりして、今までみんなどこにいたの?という気持ちも少しありw。や、お客さんは多い方がいいに決まってる。セトリは全部名曲だった。桃はよく自分で作った曲を絶賛してたけど、本当にその通りで、これらが世に届いてないのはおかしいと思ってた。以下セトリと、だいたいの流れと、所感。

いつも通りに桃が「おはようございます!モノブライトです」と挨拶してライブがスタート。「旅立ちと少年2」でみんなステージに手を伸ばした。初っ端から別れの曲だけどそれはどうでもよくなるくらいかっこいい演奏。「あの透明感と少年」で「フゥッフー!」を煽る桃。3曲目に「DANCING BABE」は、もう来ちゃったかーと感じた。好きな曲だからもっと最後の方に聴きたかったけど、セトリに入ってて良かった。サビで手を左右に振るお客さん。桃も揺れてた(気がする)。何回も書いてる気がするけど、VerSus Ver.がツボすぎるです。幸福感に満ちた雰囲気の曲だけど詞が切ない。サビで「う〜う〜へへへ〜」とコーラスする出と松への好きが溢れて止まらない。「もう一度君に会えるかな?」は直球すぎてイカン。(深読みしすぎだけど、VesSus Ver.のMVを見たときにいつか北海道に帰っちゃうのかなあと思ってた。ずっと。)

3曲終わってMCがあり、時系列にアルバムから一曲づつ披露のコーナー。「紅色 ver.2」はピロピロしてるかわいい音と突き刺さるギターの音が合わさって聴いてて楽しい曲。ライブで聴けて嬉しかった!「20th Century Lover's Orchestra」名of曲。「僕と眠ろう(根室)」というワードとメロディがとてつもなく愛おしい。次の「踊る脳」は、大阪ではモッシュが起こった。こんなに人に押されながら踊る脳聴いたの初めてでした。テンション高かった。「ポーツス」、「WONDER WORLD」「ハートビート」とお客さん高揚しっぱなしの曲が続いた。最近のアルバムからは「youth」「こころ」も聴けて嬉しかったよおおお。

モノブライトには愛について歌っている曲が4曲しかない」というMCがあり、その4曲を披露のコーナー。「孤独の太陽」、前奏に乗せて桃が語り(?)を入れていた(その時の照明がかっこよかった)「愛飢えを」、名of曲の「雨にうたえば」。前奏で繰り返し鳴るベースのフレーズが幻想的で、でーさんをずっと見つめていたくなる…とてもかっこいい…すき…!しっとりした演奏から中盤でリズミカル(?)になるところで、なんだか救われたような気持ちになる。決して晴れてはいないんだけど、いつまでも見ていたい雨の景色という感じです。「ビューティフルモーニング」は愛の曲のカテゴリなのかよく分からないけど中盤で雰囲気変わるところがかっこよくて好き。アウトロが長く演奏されて名残惜しさを感じた。

大阪では、「ここからはいつもの桃ちゃんと思って」とのMCもあったいわゆる後半戦。いよいよお客さんの盛り上がも最高潮に向かい、同時に終わりに向かって行くんだなという悲しい気持ちと、そんなのはどうでもよいくらいテンションが上がってる自分がいてぐちゃぐちゃ。演奏も歌声も、とても熱を帯びていた「未完成ライオット」。「♪完成はいらないんだ」のところで「いらーない!」と叫んでいてかっこよかった。未完成であやふやなところがモノブライトの魅力であると、この曲を聴くと強く思う。怒っているような曲だけどとてもかっこいい。桃の心の叫びをしかと受け止めた。続いて「WARP」、やっぱりアガるのは初期の楽曲だよな…!て思ってしまう。「英雄ノヴァ」は問答無用で頭に音が詰め込まれて何も考えられなくなる曲。しがみついてないと振り落とされそうになる感覚。身を乗り出して弾くベースと叫ぶように声を出すでーさんが爆イケで端的に「抱いて…!」てなる。頭ふってグシャグシャになった髪の毛で目が隠れてるビジュアルがほんとうにだいすきです(知能0)。「ムーンウォーク」では「1、2、3!」をみんなに言わせるけど、声が小さくて「やりなおし!」と桃が演奏を止める。というくだりをやりたいんだけど、お客さんが初っ端から全力で声出してるから戸惑う桃。このくだりやりたいからってお客さんに声量を調節するように指示して何回もやらせる時間、ずっと笑ってた。「 JOYJOYエクスペリエンス」、良かったやってくれて。大好きな曲!!桃の歌い方とジェスチャーがかわいい。みんなで手でハート作るのとかハッピーな空間すぎて、この時間終わらないでと思った。この瞬間確実に3人に恋してたから、「消えない恋でしょ?」と真剣に思った。モノのライブに行くようになってから何回も聴いたし何回聴いても飽きない「空中YOU WAY」。この曲かどうか忘れたけど、動きまくってよろけたり、でーさんにぶつかりそうになる桃。とにかく全力だった。曲の途中で前ツアー同様、「えらやちゃ」をひとりずつ言うメンバー紹介と、お客さんに喘がせるセクハラがあった。

アンコール一曲目は「冬、今日、タワー」。故郷のことを歌った「20th Century Lover's Orchestra」と東京のことを歌ったこの曲、両方聴けたら感慨深いなあとツアー前に思ってたんですが、聴けた…。ん〜〜〜TSURAI。この季節の寒さと、桃の優しい歌声と、今の状況が合わさって心をえぐられました。でも聴けてよかった。この曲を大切にしているんだなあ、と感じました。「頭の中のSOS」、モノブライトの世界観がバキバキで大好きな曲。最高なダンスミュージックです。聴いてると脳からいろいろ快楽物質が出てくる感覚。最後は「アナタMAGIC」。この曲か忘れたけど(肝心なところをわすれる)桃の歌から始まる曲で、照明が暗くなってから歌い出すまでの時間が不自然に長く感じる瞬間があった。歌い出したら曲が終わってしまうから、始まってほしくないという思いが見えた気がした。(気がしただけね!!!)最後はみんなで歌った。桃が「モノブライトのこと忘れるなよ」って言った。世界も涙も強さも忘れて素敵なあなたに歌われたいよ。

以下MCの内容など。(ニュアンスです)(名古屋公演と大阪公演ごちゃまぜ)(殆ど桃)
・活休前ということで、悲しい気持ちとライブの喜びを感じる気持ちがあるよね
・ツアーというと普通はウキウキしてやるもの。未来があるもの。でも僕たちの未来は無い。つるつるの状態(?)
・回を重ねるごとに寂しくなるね
・むかし、怒髪天もそうだけど、モノブライトも大阪のバンドと思われていた。自分の「おもしろ」の部分を評価されて嬉しい
・(よく分からないMC)名古屋は西からも東からも人が来るけど、それを受け入れない(?)と聞いていたけど、全然そんなことない。受け入れてくれてありがとう。これからは我々が名古屋を担っていく。出→「な」、桃→「ご」、松→「や」をそれぞれ担当する。
・UP SETでは昔からよくライブをやった。このライブハウスにはうにちゃんという犬がいて、かわいい。犬なのか魚介なのか。毛質がアフロというか、スクービー風というか。(「スクービーにアフロは1人じゃん」と突っ込まれる)うにちゃんと似たようなふわふわした髪型をしてた時があるので、似たところがある、かわいいところが似ている、という桃。
モノブライトの曲は「失恋の曲」「s☺︎xの曲」「s☺︎xの曲」この3要素で構成されている。あとは「上京物語」みたいな。愛を歌った曲は4曲しかない。それをやります。
・MCがしどろもどろなので、松に「今日そっくりさんなの?」と言われる
・名古屋での最後の挨拶で、「2年後に復活するとか、そういうことはない」と言い切るでーさん。でも大阪では「モノブライト先生の次回作にご期待ください」と言っていた。
・まっつんの挨拶「バンドという集合体が好き。ともだちやバンドを守るために休止する」
・桃「頭の中のー?」客\S・O・S!!/桃「なんか番組始まるのかと思った」→そのノリで「3年B組ー」\金八先生ー!/をやる。そのまま曲に入るw
・何か言い忘れたことない?物販やってます。未来のためには金がいる。
・グッズのパーカーを着る桃。似合っていると言われる。「スタイルだけは良いんだよ」「牛乳飲んでてよかった」
・出「続けてきて得たものが自分たちのためになった。身になった。桃が喋りすぎたからそこでもう言いたいこと言ってくれた」
・ずっと喋る桃を「ずっと喋ってるなーと思って見てた」とまっつん。
・桃「でーさんは郷土愛強そう。郷土愛強い人って顔が長い」
孤独の太陽をやる前、お客さんのメガネ率が高いことをいじる。桃「メガネって孤独そう。でーさんも」(自分は?)
・後半戦に行く前に「活休ということですけども…」みたいなことを喋り出そうとしたらお客さんの空気がピリッとするのを感じ取った桃。ここからはいつもの桃ちゃん
・未完成ライオットの入りをとちる桃→演奏停止→松「あとで楽屋で叱りまーす」桃「悪いのは自分だけどお前らのこと一生恨んでやる」
・アンコールも終わり、メンバーみんなで手を繋ぐ。お客さんにも隣の人と手を繋がせる。「繋ぎたくなかったら指だけでいいよ」とでーさんの指だけを持つ桃。で「凹むわ」
・また音楽で会いましょう、見つけてくれてありがとう。まっつんが言ってたことかな?
・死ぬわけじゃないし、みんなも死ぬのだけはやめて
・大阪では、過去に(台風を呼んで)OTODAMAを中止させてしまったことを謝罪
・「愛してる」と伝えられるうちに伝えよう、というお話。この話はMCでも桃のツイートでも所々でてきたけど、今回のテーマ(?)だったのかな?

全開の笑顔も真剣な表情も、マイク通さずに歌を口ずさんだり頭振ったり後ろ向いて弾く姿も、お客さんに向けてベースで撃つ構えもぜんぶかっこよくて、でーさんの一挙手一投足を見つめ続けた出ギャでしたが、桃ちゃんもめちゃくちゃ男前でかわいくて優しくてたまらんくて、余裕そうな顔してギターピロピロ弾くけど最後には目を赤くしてしまうまっつんも素敵で、もうなんなんこのバンドもっと見せろ(暴動)という気持ちでいっぱいです。でも3人が3人を守るために決めた方法ならそれが良いんだと思います。と言い聞かせる。この先のことは全然分からないけど才能のある方々なので(偉そう)(特に桃は)何かしらの活動を期待してます。応援していきたいです。モノブライトのことは絶対ずっと大好きのままです。ありがとう。おやすみなさい。