時々はぼんやり考える

ライブの感想など

170318/DINOSAUR ROCK'N ROLL7

7回目の開催にして初めて参加しました。普段なかなかツアー以外の単発イベントに行かないですが、20周年だし大きいイベントも参加したいという気持ちがありました。トライセラのライブを最後に見たのは去年の9月、バインとの1st再現ライブということで、ライブ見る前から内容を把握してましたが今回はセトリもゲストも謎ということで、とてもうきうきしてました。当日に唱くんが「今日は基本ワンマンです」とツイートしたもんだから余計うきうき。結局のところ望んでいるのはそれである。シークレットゲストも楽しみだけどね。個人的に予想してたのはスガさんで、そしたらライブ中にスガさんの名前も出たんだけど「1回目のゲストだっけ?」と話しており、、全然知りませんでした。にわかか?。

 

朝から高速バスに乗って東京駅に着くともう昼過ぎで、会場がある六本木に向かいました。EXシアターは初めて行ったのでここからは自分的メモとして書いておきます→ロッカーは入場前に使える箇所が二箇所あり、一箇所は地上にある入り口の横。もう一箇所は、入り口付近の外階段を登った2階(ウッドデッキの広場みたいになっている)、そこにもロッカーがある。2箇所とも数は沢山あったかと。その広場から建物の入り口に入れる柵が作ってあり、開場時間までは封鎖されていた。列は作られず、開場時間になったらスタッフが柵を開けて番号順に呼ばれる。建物に入るとそこは2階なので、階段を使って列を崩さないまま、スタッフが先導してゆっくりゆっくり地下3階まで下っていく。

 

この日の整番が一桁だったので天変地異でも起こってこの日を迎えられずに死ぬんだろうなあと思っていましたが無事に迎え、列のほぼ先頭にいたわけですが、階段を降っている時間が永遠のように感じて意識が遠のきそうでした。文字通り天国への階段(降っているが…)。みなさん声ひとつ漏らさず静かに歩いていましたが精神はまともじゃなかったかと、、心中お察ししますって感じでした。いざライブハウスに辿り着くと先頭のスタッフが退き、そこから0.00000何秒の世界、こんな精神統一した瞬間が自分史上かつてあっただろうか。忘れていた呼吸を思い出して、ふわふわしていた体の感覚を思い出して、手にしていたのは選ばれし者にしか手にすることのできない最前のバーでした。すごく壮絶な風に書きましたが阿鼻叫喚な争奪戦は起きていないです。今まで幾度となく夢に見ていた現実を目の当たりにしてちゃんとそれを掴むことができるのかという自分との戦いでした(?)一目散に下手側に散って行った林勢にgood luckと思いました、任せたと。ベストオブベストポジションに立った私の頭の中は和田唱ランドになりました。目の前にはバー、ステージの床、バミリテープ、マイク、アンプ、見るもの全てが現実味のあるサイズ感で緊張しかしませんでした。喉カラッカラ。開演時間が押して1時間近くその状態で待ってたのでわりと苦行でした。

 

ライブが始まって思ったのは、思ってた以上にベストポジションだったということです。(付近の方々もそう思ってるんだろうけどね。思わせてくれ!)和田唱が間奏で前に出てきてソロとか弾くじゃないですか、マイクよりちょっと下手側の位置。そこじゃよ。こんな贅沢があって良いのかなあと思いました。最前を体験してみて思ったのは、左右と後ろのお客さんが見えないものだから、正直ライブが盛り上がってるのか全然分かんない。いや盛り上がってるに決まってるんだけど、いつもだと周りの目に見える雰囲気で相乗効果で自分も盛り上がる、みたいなところあったので。目の前の和田唱の目線は自分を通り越して全体を見ている(あたりまえである)、という部分で戸惑いが発生しました。あとは普通に顔がかっこいいから近すぎて恥ずかしい。それと歌声の聴こえ方がよろしくなかったです。もはやこの位置では音質の優先順位は下がっているんですが…(すいません)。

 

【DINOSAUR ROCK'N ROLL7 DAY.2】
1.PARTY
2.あのねBaby
3.FUTURE FOLDER
4.2020
5.シラフの月
6.SILLY SCANDALS
7.スターライト スターライト
8.HAPPY SADDY MOUNTAIN
9.虹色のレコード
10.if w/平井堅
11.POP STAR w/平井堅
12.GREEN
13.Raspberry
14.GOING TO THE MOON
EN.FEVER

 

partyから始まるのが最高にparty感あってよい選曲だと思いました。あのねBabyは大好きな曲なので嬉しかった。我を忘れて跳びまくってたのでFUTURE FOLDERで既に限界を迎えて限界の向こう側に突入した。「そう遠くない未来になってきました」と2020、雰囲気も相まって夢の中みたいで、シラフの月でもウットリ〜〜してたらシリースキャンダルでまたぶち上がるターン。スターライトはひさしぶりに聴きたいなあと思っていたので嬉しかった。HAPPY SADDY MOUNTAINと虹色のレコードでは唱くんはピアノで。その後椅子が用意されてアコースティックのコーナー、、というかトークのコーナーになる。「12-barをやっていた時に、アコースティックのときはダラダラと喋ってしまうからエレクトリックのときはビシッとしようと決めた」と唱くん。「そのうち一言も喋らないライブになるかもね」と言うとお客さんからエーと言われる。「みんなとの距離を縮めたい」と言うのでお喋りコーナーが始まるのかなあと思っていたらよしふみさんが「それならモノマネだね」とw。(そろそろゲストが出てくるぞおおお)。まさよしさんの歌マネをする皆さん。よしふみさんは、まさよしさん風のカウントのマネまでして笑いを取る。「共演するとその人が宿る」という話になり、よしふみさんが「唱は去年色んな人と触れ合ったよね、クリスマスも一緒に過ごした」と言われ「クリスマス当日に一緒にいたわけではないから」と唱くん。(小田さんの振りかな???)。「宿ってるから、小田さんの真似に相当自信がある」と言う唱くんが、それを披露する前に「対比として2人も歌って。そうしたら俺がオオーってなるから」と無茶振り。よしふみ「自信あるなら対比しなくてもいいじゃん、そのまま歌ってもオオーってなるから」「やったことない」とも言いつつも、「たしかなこと」を歌ってくれる。「ただのよしふみの歌だね」との評価を受けるw辛辣w林さんに至っては高音がひっくり返って喉の危険が危ないww状態の歌声を聴かせてくれて、唱くんが無邪気に笑っていた(手を合わすポーズ)「林のは(真似とか関係なく)ただ聴きたい」だとぉ…。3人のお喋りを聞いていると自分の表情筋がドロンドロンに溶けていくのを感じた。そして唱くんが「たしかなこと」を歌う。何とも普通の和田唱の歌でお客さんが「宿ってる…とは……?」みたいな反応をすると歌声がやたらエエ声になる〜〜きた〜〜!!小田さんではないけど…この時点で既に分かった方が多数らしいけど私は誰か分かりませんでしたすいません。よしふみ「それ小田さん?その声で瞳をとじて歌ってみたら?」やっとこの時点でファ〜〜〜〜っっwwwとなったワイ。そして唱くんの口パクに合わせてご本人登場しました、平井堅さん。初めて拝見したので、デカイ!彫り!彫り!?!彫刻かな????オーラwwwという印象でした。現実味の無い感じでした。お客さんも沸いた。散散アコライブでケンヒライのモノマネを聴かされていたトライセラファンがついに本家との遭遇である。堅さん「ずっとこのイベントの噂は聞いていて、出たい出たい…出たいなチクショー、チクショーチクショーと思っていて…」と自然な会話から振りにもっていき「ソレデモシタイ」のワンフレーズを歌ってくれた。テレビで見たようなお喋りが達者で面白くていい人感がすごい。「寸劇の練習ばっかりやらされた」とwこのお客さんを楽しませることに徹底している感が最高でした。トライセラアレンジのポップスターはキラキラしていてテレビ収録でも見てるような感覚になり、堅さんの歌うifは、堅さんの曲かな?というくらい歌声がぴったりでした。思っていたよりあっさりゲストコーナーが終わり、こういう感じなのか!!と興奮しているのもつかの間、「今までの盛り上がりをさらに越えていけるか」というような唱くんの煽りがあり、GREENが始まる。緑の照明が大好きだ!ゴーイング〜、ラズベリーと今まで何回も何回もライブで聴いてきた曲が最高の眺めで見られてこれ以上の幸せは無いと思いました。特にラズベリーのギターソロはなんかやばかった。最高に頭悪そうな語彙しか思い浮かばないくらい、これもう勘違いしてもしょうがねえって開き直るレベルで弾いてくれた。全て忘れて身をゆだねた。それでうまくいくしかなかった〜〜。歌詞が全部今の状況に当てはまってしんだ。君を愛してる♪で手でお客さん全体を示す和田唱が最高にロックスターでした。アンコールで出てくると、何やら紙を持っている唱くん、新しい告知があるときはちゃんとメモを用意して読み上げるスタイル、らしい。既に発表になっていたツアーが終わった2日後に、日比谷野音でやるそうです。また秘ゲストが出るとか。「1人、2人、1組…まあこのくらいにしときましょうか。調整中です」みたいなこと言ってた。最後の曲はFEVER、久しぶりに聴けた〜〜!トライセラの好きな曲順位で常に1位か2位にいるやつ。CDとは違う激しめのイントロで脳天がやられる。フラッシュライトで目がイカレる。キラッキラした振る舞いの和田唱に心臓を捧げる。演奏が終わると林さんとよしふみさんが上手に来てくれた。林さんが男前でビビる。ジャケットを半はだけさせて下に着ているtシャツを見せつけるポーズでドヤ顔する唱くんに隣のお姉様方が悶えていましたが、私は至近距離の林さんにアワアワしていてちゃんと見れてなくて悔やまれる。不安症なもので、こんな良い思いをし過ぎたら今後めちゃくちゃ悪いことが起こるんじゃないかと思ってます。野音はワンマンなら即決してたけど〜どうしよう。野音が終わったら制作に専念するために今年後半のツアーは無いそうです。そう言われると、今のうちに行かなきゃ〜て気分になりますね。最高にかっこいいライブをありがとうございました。